ナポリ 2025/26:予想 コンテ体制続投で再び頂点へ。南の王国が吠える。

サッカー

こんにちは!ジュドンです。

今回は昨シーズンのセリエAチャンピオン、SSCナポリについて紹介していこうと思います。

僕が欧州サッカーを知りだした頃、ナポリは「中の下」ーーいや、「下の中」に近い存在でした(ナポリサポーターの皆さんごめんなさい)ですが今や、堂々たるイタリアの強豪クラブです。

そんな南イタリアの雄、ナポリは今シーズンどんな進化を遂げているのか?

それでは、いってみよー!!

クラブ紹介

正式名称 Società Sportiva Calcio Napoli

創立 1926年

本拠地 スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ(ナポリ)

クラブカラー 伝統の青と白

今季目標 セリエA連覇&CLで存在感を放つ

管理人予想 2位

【ナポリの歴史】南部の誇りが歩んだ栄光と混沌の100年史

ナポリは1926年、南イタリアの港町で誕生した。
北部の工業都市・ミラノやトリノとは異なり、ナポリは“情熱とカオス”の象徴。
それゆえ、イタリア国内でも独特の文化と熱狂的なサポーター気質をもつクラブとして知られている。

マラドーナ時代の奇跡

この街の名を世界に轟かせたのは、やはりあの男——ディエゴ・マラドーナ
1980年代、彼の降臨によってナポリは奇跡を起こす。
1986–87シーズン、セリエA初優勝。
それは単なるリーグ制覇ではなかった。
“南部が北部に勝った瞬間”だった。ナポリは再び1989–90シーズンにも栄冠を掴み、
マラドーナの名前はクラブの永遠の象徴となった。

破産、そして地獄からの帰還

だが栄光の後には、いつも影がある。
1990年代、財政難に陥り、クラブは破産。
2004年には一度セリエCまで落ちるという地獄を見た。

しかし、青は何度でも立ち上がる。
2007年にセリエA復帰を果たすと、
マッツァーリ、サッリ、スパレッティといった名将たちの下で、
再びイタリアの頂点を目指すクラブへと進化していった。

そして今、コンテの時代へ

2022–23シーズン。
フヴィチャ・クヴァラツヘリア、ヴィクター・オシムヘンのコンビが火を噴き、
実に33年ぶりのスクデットを奪還。
マラドーナの亡霊を超えた瞬間だった。さらに2024-25シーズンには、アントニオ・コンテ体制で再び頂点へ——
ナポリは今、南の誇りを胸に、真の黄金期へと足を踏み入れている。

過去10年の順位表

立派に強豪チームの成績といえます。

くどいようですが僕が見始めたころはほんまに「中の下」ぐらいで←ディスってないからですね?

よくここまでチームを押し上げたな

という印象です。

フロント陣が優秀なんでしょうか?(現会長は確かクセ強おじいさんだった気が…)

今夏の移籍補強(評価:A+)

選手名年齢移籍元形態備考
サム・ベウケマ26イタリア/ボローニャ完全移籍(3100万€)安定感抜群のCB
ノア・ラン26オランダ/PSV完全移籍(2500万€)ドリブル型ウイング
ミゲル・グティエレス24スペイン/ジローナ完全移籍(1800万€)攻撃的SB
ラスムス・ホイルンド22イングランド/マンチェスター・ユナイテッド期限付き移籍若き万能FW
ロレンツォ・ルッカ24イタリア/ウディネーゼ期限付き移籍空中戦◎
ケヴィン・デ・ブライネ34イングランド/マンチェスター・シティフリー移籍世界屈指の司令塔

コンテ残留こそ最大の補強

個人的にはA+評価。

選手に触れる前に監督のアントニオ・コンテ。

ユーヴェ、チェルシー、インテル、そしてこのナポリを優勝へ導いてる優勝請負人

「全部ビッグクラブやん!」

と思うなかれ。

この4チームいずれも就任前は迷走していたチームです。そのような泥船クラブを一気に頂点まで導いてきました。

それから経営陣と揉めて辞任するのがこの男の恒例行事で昨季も解任報道がチラホラ出てたが”逆転残留”。

正直、監督の残留が一番の補強になったと思います。

あとはデ・ブライネね。

黄金期マンチェスター・シティの魔術師。

コンテ監督を語ってたら長くなったので次のコーナーで。

管理人的今季のキープレイヤー

No.11 ケヴィン・デ・ブライネ

先ほどカットさせていただいたデ・ブライネさん。

彼も34歳になりシティ最後のシーズンとなった昨季は衰えが目立ち終了後に退団。

確実に全盛期は過ぎているが経験値は絶大。

ミランのモドリッチ同様、チームにこの経験値とメンタリティを植えつけるのが最大のミッション

もちろんピッチに入ったら「アシストマシーン」とまで言われた半端ない視野と正確無比のパスはまだまだ健在。

ベルギー代表の盟友、ルカク選手との連携は楽しみです。

No.8 スコット・マクトミネイ

昨季のセリエA最優秀選手男。

マンチェスター・ユナイテッドから抜け出して成功を掴んだ人です。(余談ですがマンUを退団してめちゃくちゃ活躍するのがここ数年のトレンドですw)

マンチェスター・ユナイテッド時代から得点能力に光るモノがあったらしいのですがナポリにきてコンテと出会い一気に能力開花。

昨季リーグ戦12G6Aと得点数を2桁にのせ優勝の立役者に。

今季ももちろんチームの中心を担う選手になるでしょうから要チェックです。

No.11 ロメル・ルカク

今回はもう一人だけ。

ナポリは紹介したい選手が多い。

ベルギーの【ビッグベイビー】ことロメル・ルカク。

色々と「ネタ」にされることが多いこの選手。

とにかく扱うのが難しいんだろうこの赤ちゃんはw

そんなルカク赤ちゃんを巧みに飼いならすのが名将コンテなんです。

インテル時代にもタッグを組んでおりスクデット獲得。

そして昨季もナポリで共闘し優勝。

「コンテの歴史にルカクあり」と言っても過言ではない。良い関係性なんですかね?

少しだけプレースタイルに触れておくとフィジカルです。

フィジカル特化。

もはや一人だけラグビー選手です。

今まで彼が幾多のDFを吹き飛ばし、次々とゴールを決めていく姿を何度見たことだろうか。

今季は怪我で前半戦は絶望?みたいな記事もありましたが、復帰した際にはこの男、いろんな意味で注目です。

ジュドンの雑感

昨シーズンのナポリは

リーグ戦 1位

カップ戦 ベスト16

欧州大会 不参加

という成績です。

やはりセリエA優勝が輝かしいですね。

確かに欧州大会に不参加で日程の有利はあったでしょう。

ですが一か八かのトーナメントとは違い長丁場のリーグ戦ですからね?

自力、底力がないと優勝は無理だったでしょう。

今シーズンは確実に戦力アップの補強を敢行しコンテ監督の残留にも成功。

全然セリエA連覇も狙えます。

ユヴェントスの9連覇以降、セリエAで連覇したクラブがありません。

そんな群雄割拠のセリエAで連覇を狙う資格があるのはナポリだけです。

南の王国が再び頂点を掴みにいきます。

以上、ナポリの紹介でした。

ありがとうございましたーーー!!

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