こんにちは!ジュドンです!
今回はイタリアサッカー界の昇り龍、アタランタBCを紹介していきます。
今シーズン、9年間クラブを牽引してきたガスペリーニ監督からユリッチ監督へ━━
この9年間はアタランタのクラブ史に残る【黄金期】で間違いないでしょう。
伝説の【黄金期】を築いた前任者の流れを、新監督は受け継げるのか?
それとも、弱小クラブの現実に引き戻されるのか?
そんなアタランタを少し探っていこうと思います。
それでは、いってみよー!!
クラブ紹介
正式名称 Atalanta Bergamasca Calcio S.p.A
創立 1907年
本拠地 ゲヴィス・スタジアム
クラブカラー 青黒
今季目標 黄金期を継承しつつCL出場権獲得
管理人予想 7位
【アタランタの歴史】ベルガモの奇跡━━小さな街の誇りと挑戦
アタランタBCは1907年、北イタリアの小さな街ベルガモで誕生した。
ミラノやトリノの巨大クラブに比べ、資金も戦力も劣る街のクラブだが、だからこそ熱量とプライドで勝負する。
ベルガモの空気の中で育まれたのは、ただのサッカークラブではなく、「街そのものの誇り」だ。
小さな街から始まった挑戦━━初期から黄金期まで
1960〜70年代、アタランタはセリエAへの定着を果たす。
限られた資金、狭いスタジアム、でも精一杯のサッカー――それがベルガモ流。
1980〜90年代、国内カップ戦での躍進やヨーロッパ進出の兆しが現れ、クラブの独自スタイルが形になり始めた。
地味だけど泥臭く、泥臭いけど美しい。そんな美学が、この街のDNAとして刻まれていく。
ガスペリーニ黄金期━━小クラブの革命
ガスペリーニ黄金期——小クラブの革命
2010年代後半、ガスペリーニ監督が就任。
「小さなクラブでも、戦術と汗で大都市を脅かせる」——これが黄金期の始まりだ。
3-4-3の攻撃的布陣、全員が前線に絡む高速カウンター、両ウィングとサイドバックの躍動。
チームは小さなベルガモの街を背に、セリエAで常連の座を築き、チャンピオンズリーグでも旋風を巻き起こした。そして2023/24シーズン、アタランタはUEFAヨーロッパリーグで悲願の欧州タイトルを獲得。
決勝ではルックマンら若手の才能が爆発し、バイヤー・レヴァークーゼンを3-0で撃破。
小さな街のクラブが、ついにヨーロッパの頂点に立った瞬間だ。
育成クラブとしての誇り━━若き才能の輝き
アタランタのもう一つの顔は“育成クラブ”。
資金力で補えない分、若手選手の発掘と育成に情熱を注ぐ。
街の期待を背負った才能が、日々の練習と試合で磨かれ、やがてヨーロッパの舞台で輝く。
ベルガモの空には、今日も若き才能たちの汗と夢が舞い続けている。
過去10年の順位表

これまでセリエAとBを行ったり来たりしてたクラブを変貌させたのは一人の男、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ。
2016/17シーズンに監督就任しあっという間にセリエAの強豪へ。
2023/24シーズンにヨーロッパリーグ(EL)決勝で当時ドイツ1部、ブンデスリーガ無敗優勝&国内カップ戦優勝の二冠を成し遂げていたレヴァークーゼンを相手にまさかの3-0のスコアで快勝。
もちろんアタランタにとって初の国際タイトル。
欲を言えばこのガスペリーニの時代に国内タイトルを一つでもとっておきたかったなー
という印象。(国内リーグ3位が4回、カップ戦準優勝が3回)
国内タイトルは今後に期待ですね。
今夏の移籍補強(評価B+)
| 選手名 | 年齢 | 移籍元 | 形態 | 備考 |
| 二コラ・クルストヴィッチ | 25 | イタリア/レッチェ | 完全移籍(2500万€) | 万能ストライカー |
| オディロン・コスヌ | 24 | ドイツ/レヴァークーゼン | 完全移籍(2000万€) | 屈強な守備リーダー |
| カマルディーン・スレマナ | 23 | イングランド/サウサンプトン | 完全移籍(1700万€) | 爆速ドリブラー |
| 二コラ・ザレフスキ | 23 | イタリア/インテル | 完全移籍(1700万€) | 左サイドの職人 |
| オネスト・アーノル | 17 | イタリア/ジェノア | 完全移籍(1700万€) | 将来性トップクラス |
| ラザール・サマルジッチ | 23 | イタリア/ウディネーゼ | 完全移籍(1480万€) | 創造的プレーメーカー |
結構件数が多いけど大きな移籍はこんなもんですね。
アタランタは”安く買って高く売る”という商売上手なイメージでしたが最近はお金使いますね~。
今夏の移籍市場で費やした額はおよそ1億2500万€。
これはミラン、ユヴェントスに次いで大きい数字です。
それでもアタランタがやると『未来の投資』に見えますな。
数年後、彼らがどれぐらいの価値になっているのか?アタランタの最大の見どころですね。
管理人的今季のキープレイヤー
No.11 アデモラ・ルックマン
2023/24EL制覇の立役者。
決勝でのハットトリックは今見ても身震いするほどの強烈なインパクト。
ただ、能力は申し分ないのですが今夏の移籍関連でグダグダした模様。
多分選手が拗ねてるw
早いこと気持ちを切り替えてまたゴール量産に期待したい。
No.17 シャルル・デ・ケテラーレ
2022/23シーズンにACミランでプレーしていた選手。
当時は大きな期待を背に若くしてミランに加入。
評判に違わぬ才能をチラホラ見せていたが名門の重圧という壁にぶち当たる。
それでもアタランタに移籍してからは(ミラン見切るの早すぎ)見事に才能開花。
昨季は公式戦50試合で13G13A!
いや~、嬉しいですなぁ
元ミラン戦士が活躍するのはなんか嬉しいです。
ルックマンとともに攻撃の軸でしょう。
いつでも帰ってきてくれてええんやで(ニッコリ)
ジュドンの雑感
シンプルに戦力は揃っていると思われます。
上記のキープレイヤー二人以外にもいい選手はたくさんいるんです。
中小クラブ(プロヴィンチャ)の希望の星を応援したい気持ちもあります。
え~、先に謝っときます。
新監督、ユリッチって誰やねん。
…誰やねんは言いすぎました。
そりゃあ知ってますとも。昨季スタートダッシュに失敗したローマの再建を任され途中就任するも失敗し2,3ヶ月でクビ。
さらにその後割とすぐに就任したプレミアのサウサンプトンでもわずか1勝しかできずシーズン終了を待たずしてクビ。
1シーズンで2度のクビ。
…ユリッチって誰やねん
今のアタランタやったらもっといい人選できたやろ。
正直、ガスペリーニの後は荷が重いでしょう。
それでもいい選手は揃っています。
サッカーはなにがあるかわからない。
数年前のミランのピオリ監督もそんな感じでしたw
イタリアのサッカー界を盛り上げるためにもアタランタには是非、CL出場を争う強豪として頑張ってほしいと思います。
以上、アタランタBCの紹介でした。
ありがとうございましたーーー!!



コメント