こんにちは!ジュドンです!
今回は永遠の都・ローマを二分するもう一つの雄、SSラツィオについて紹介していこうと思います。
2023/24シーズンに日本代表の鎌田大地選手が所属していたクラブなので知っている方も多いと思います。
その鎌田選手を扱いきれなかった?マウリツィオ・サッリ監督が今季から再び指揮をとります。
宿敵も宿敵、ASローマがガスペリーニ監督を招聘し一方のラツィオはサッリ監督…
両者とも戦術家タイプの監督だけに、今季も”ローマダービー”が白熱するのは間違いナシ!!
それでは、いってみよー!!
クラブ紹介
正式名称 Società Sportiva Lazio
創立 1900年
本拠地 スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ
クラブカラー 白と水色
今季目標 来季のヨーロッパ大会の出場権獲得
管理人予想 8位
【SSラツィオの歴史】ローマに生まれたもう一つの伝統
ラツィオ(Società Sportiva Lazio)は1900年、ローマ北部のプラーティ地区で創設された。
当時のイタリアではまだサッカーという競技自体が黎明期にあり、軍人や学生たちが中心となってクラブを設立。クラブ名「ラツィオ」は、イタリア中部の州名に由来する。
これは「ローマという都市だけでなく、ラツィオ州全体を代表するクラブでありたい」という当時の理念を反映している。
この誇りは今もクラブのアイデンティティに深く刻まれており、サポーターたちはしばしばローマを「市のクラブ」と呼び、自らを「州のクラブ」と称する。
1970年代、ラツィオはセリエAの頂点に立つ。
1973–74シーズン、トマーゾ・マエストレッリ監督率いるチームがクラブ史上初のスクデットを獲得。その後、80年代はクラブ経営が低迷し、セリエB降格を経験。
だが、90年代に入ると実業家セルジオ・クラニョッティがオーナーに就任し、
積極的な補強で再びイタリアのトップクラブへと返り咲く。
1999年にはUEFAカップウィナーズカップを制し、翌2000年には再びスクデットを獲得。
ネドヴェド、サラス、ベロン、クレスポらが並ぶ豪華布陣であった。
財政難と再建の時代(2000~2010年代)
しかし、クラニョッティ体制の終焉とともに、クラブは再び苦境に陥る。
度重なる浪費のツケが回り、2000年代半ばには経営危機に直面。
一時は存続すら危ぶまれたが、現会長クラウディオ・ロティートの手腕によって財政再建が進む。
ロティートは支出を厳しく管理し、堅実なチーム運営へと舵を切った。
シモーネ・インザーギ監督の下でチームは再び安定感を取り戻し、
2019年にはコッパ・イタリアを制覇。
若手育成と戦術的規律を武器に、“堅実で勝てるラツィオ”としての地位を築いた。
再びサッリの時代へ
2021年から2024年にかけてチームを率いたマウリツィオ・サッリが、2025–26シーズンに再び指揮官として復帰。
独自のポゼッション志向と戦術哲学を持つ名将が、再びローマの空に青を取り戻そうとしている。
クラブ創設125周年を迎えた今季、ラツィオは「伝統と改革」の二つの軸を胸に、新たな章を刻もうとしている。
過去10年の順位表

最近はずっとトップハーフでのフィニッシュでヨーロッパの舞台にも度々顔を出し、セリエA屈指の安定感を誇るクラブと言えるでしょう。
そして今季、そのチームを再び率いるのがマウリツィオ・サッリ。
前回指揮時にリーグ2位まで導いた名将が、ふたたび“ラツィオ流”のサッカーを築けるか注目です。
一癖も二癖もある戦術家ですが、ハマった時の破壊力は折り紙つき。
選手たちが【サッリボール】と完全にシンクロする瞬間を、見逃さないようにしたい。
今夏の移籍補強(評価なし)
| 選手名 | 年齢 | 移籍元 | 形態 | 備考 |
| ニコロ・ロヴェッラ | 23 | イタリア/ユヴェントス | 完全移籍(1700万€) | 中盤の司令塔候補 |
| ヌーノ・タヴァレス | 25 | イングランド/アーセナル | 完全移籍(500万€) | 攻めすぎ注意の左SB |
| ルカ・ペッレグリーニ | 26 | イタリア/ユヴェントス | 完全移籍(400万€) | 堅実なローテ要因 |
| フィサヨ・デレ=バシル | 24 | トルコ/ハタイスポル | 完全移籍(343万€) | 突破力あるダイナモ |
| サミュエル・ジゴ | 31 | フランス/マルセイユ | 完全移籍(50万€) | 経験値で勝負のCB |
「ラツィオさん、…今夏の移籍補強禁止です」
やらかしましたねラツィオさん。
色々と難しいことが書いてありましたが要するにクラブの財務状況に関するルール違反(Covisoc関連)により今夏は”新規選手登録が禁止”だそう。
「あ?上の5人を補強してんじゃん?」
はい、そうですよね。
めちゃくちゃググったんですけど答えらしい答えは見つけられず…
推測としては上記の5人は昨季からラツィオにレンタルで加入してて買取オプションが契約でついていた。そのオプション行使は補強禁止の処分外!!
…ってなところじゃないんですかね??
※この件はあくまで管理人の推測としてお読みください
とはいえ、クラブとしては新しい戦力を獲得できなかったのは事実。
「新規補強×」「フリー移籍×」「新規ローン移籍×」ということで採点なし!
管理人的今季のキープレイヤー
No.6 ニコロ・ロヴェッラ
昨季もレンタルでラツィオにはいたが今季から完全移籍での正式加入。
【サッリ・ボール】の”核”になるアンカーのポジションにはおそらくこの選手がファーストチョイス。
まだ23歳と若く、伸びしろも十分。
彼が”中盤の底”からテンポを刻み、試合をコントロールできるようになれば、このチームは一段階上のステージにいけそうですが…
逆に言えばここが機能しなければキツいでしょう。
サッリが彼を”ジョルジーニョ2世”に育て上げれるか、そこが今季最大の注目ポイントです。
サッリ監督はロヴェッラ選手と心中してくださいw
No.13 アレッシオ・ロマニョーリ
もう一人は迷いましたがロマニョーリ選手で。
暗黒期のミランにわざわざ来てくれた当時のイタリア期待の超有望株、ロマニョーリ。
そんな彼ももう30歳。
ミラン在籍時にはキャプテンを任された時期もあり、その経験値と安定感は今も健在。
リーダーシップ、ビルドアップ、経験値━━━
チームが混乱したとき、最後に頼れるのはやはりベテランのこの男でしょう。
期待しています。
ジュドンの雑感
昨シーズンのラツィオは
リーグ戦 7位
カップ戦 ベスト8
です。
今季のラツィオはかなりタフなシーズンになるんじゃないでしょうか?
移籍補強禁止の処分で、新しい風を入れられなかったのは痛い。
セリエAの中でも上位陣はどこも戦力を積み上げてきてる中、ラツィオだけは”現状維持”どころかむしろ「耐える一年」になる可能性もあるでしょう。
ただ、サッカーってのは面白いもので、こういう逆境の時ほど何かが起きる。
若手が突然ブレイクするかもしれないし、今まで控えだった選手が【サッリ・ボール】にハマって化けるかもしれない。
ユース上がりのラッキーボーイがスタディオ・オリンピコの夜にヒーローになるかもしれない。
ポジティブに考えるとこういう事に期待ですね。
とはいえ、ポジティブすぎず冷静に見れば上位争いは難しい。
ヨーロッパ大会の出場権を獲れたら御の字、それ以上を期待するのは少し欲張りかもしれないですね。
そんなこともあって予想は8位までとしました。
以上、SSラツィオの紹介でした。
ありがとうございましたーーー!!


コメント